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高3アカデミックリテラシーで明学大の先生による講義「教養原論」を行いました<第11回>

2019年12月13日

12月6日(金)5・6時間目、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で明治学院大学国際学部国際学科の戸谷浩教授(国際学部長)が「教養原論」の講義をしてくださいました。

「教養原論」全体の講義テーマ「『他者』と向き合う」を元に、『世界を分断する「壁」』について考える講義が行われました。生徒たちは、世界で実際に「壁」が存在する場所の「壁」の向こう側(他者)とこちら側(自己)の相違点を考えることで、身近にあるかもしれない境界線について考えたようです。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 今回の講義で壁の向こう側とこちら側との相違点について学んだ。実際に、相違点を見つけようとするとなかなか見つからず苦戦した。「他者」を確定することと「自己」を確定するというつながりを知った。
  • 国と国の違いを2つあげるだけでもとても時間がかかったし、本当に境界線を作る必要性はあるのかを考えた。私たちの祖先はホモサピエンスであり、そこから私たちに違いを作る理由は一体何なのか詳しく知りたいと思った。それを知ることが平和になる一歩だと思う。
  • 他の国には多くの壁があることがわかり、それは日本でも言えることだろう。日本でも多くの壁が存在していて、それを私達は認識するべきなのではないか。
  • 他者を確定していくなかで、自分についても確定していることがわかった。自己の決めつけすぎにより相手との境界線をつくってしまわないように考えていきたい。
  • 世の中にある多くの対立において、宗派、言語などの違いによることもあれば、相違点を見つけることが難しいほど明確な違いがないことがあると知った。
  • 他者と自己の間に壁があるのは、相手との相違を強く意識するあまり、自己を確定しているのである。他者との間にある壁は自分で作ってしまっているということを頭にいれておく。
  • グローバル化が進み人種も言語も出身地域も異なる国際結婚が多い中で、一見わずかな差異で引き裂かれている地域も存在している。自分に近い者だけを集め他を弾圧する状況は今の日本のいじめ問題などにも通じるものがあると思った。
  • 最後に先生が述べた、我々が「私たちが〜」と言えば言うほど相手との壁を隔てているという言葉に納得した。相手から距離を取れば壁ができてしまう。
  • グループワークを通じ、世の中にこれ程多くの「壁」・「境界線」があることを知った。その理由を探すのに苦労するものもあった。私と相手は何が違うのか。「他者」を確定し、「自己」を確定することで知らないうちに心の壁をつくってしまう私達であるが、他者と向き合うことでまた何か変化があるのかもしれないと思った。
  • 聞いたことがない世界を分断する壁がいくつもあった。相手を確定することで自分自身を確定している。相手がいることによって自分自身の存在意義を見つけだそうとしているのか。
  • 人間は自分の属している社会を肯定的に考えることで、知らず知らずのうちに、自分の心の中に他者との壁を作ってしまっているということがわかった。このことは、逆に他者が属している社会を肯定的に考えることで、自分と他者との壁をなくすことができるということではないかと考えた。
  • グループワークを通して、世界にある壁は何をへだてているのかということを知ることができた。壁にへだてられていても人々の生活は変わらないのかもしれないと感じた。
  • 世界には今日取り上げられたこと以外にも多くの壁が存在していること、また目に見える壁だけではないことを学んだ。また、その壁の背景は、壁によって様々であることもわかった。今日興味深かったのは「インドとバングラディシュとの間の囲い込みフェンス」だった。
  • 国際的な問題となっている壁は、自分たちのまわりでも見えないだけで作ってしまっているのかもしれないと思った。だから、他人事ではないと感じられた。
  • 相違点を見つけることの難しさを知った。私たちが案外明確な違いを見つけるのは簡単ではないと感じる一方で、目的をもって壁を作る人間がいるのは興味深い。相手を区別し、自分と比較しなければ自己を確立することができず、自己の肯定が度を過ぎれば、他者を否定することになるのであれば、自分が今何を考えているのかしっかり把握することは重要なのだろう。
  • 他者と自己を確定することで、作ろうと思って作っていない壁や心の壁をなくしていける。もしあるならば明確な理由も見つけ改善していくべきだ。
  • 世界にはこんなにも人や宗教を隔てる壁があること、それを私たちの大半は知らなかったということに驚きました。教科書に載っていなかった、教わらなかったとしてもそれは言い訳にはならないし、そこにいる彼らの苦しみも変わらないのだと知りました。
  • なぜ壁がなくてはならないのか。何をもってへだてる必要があるのかということを考えるべきだ。他者と自己の確定のために壁を作らなければならないのか。私たちは異国の人々と接する時や違う状況にある人と接する時に壁をつくってしまうが、壁を壊さなければならない。
  • 壁がない場所で生きている私たちも実際は自分と他者を区別して生きているということがわかった。境界線とか壁で分けられていても明確な理由があるわけではないと知った。

 

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