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高3アカデミックリテラシーで「教養原論」を行いました〈第11回〉

12月15日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学文学部芸術学科の富田大介先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

様々な形態の芸術が世にあふれ、それを単に消費してしまうことの多い私たちに、芸術を学問として学ぶ姿勢とはいかなるものか、その一端を教えてくださいました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 芸術にはさまざまな可能性があり、アイデアは無限大だと思った。また芸術は人と共有して、話し合うことで新たな発見が生まれ、人の意見を聞くのがとても楽しかった。これからも定期的に芸術に触れて、自身のことをより知っていきたい。また、芸術がもたらす力を実感したい。美術館や博物館やミュージカルの世界に触れ、心が大きく変わる経験をしたい。
  • 今まで感覚というと、視覚や聴覚、味覚、嗅覚のようなものだと思っていたのですが、それだけではなく、内部受容や外部受容、自己受容なものがあり、知らないうちに感覚として自分たちの体に影響しているのだという事が分かりました。体が無意識のうちに同化しているのだという事が分かり、無意識のうちに自分も体験していたのだと思いました。
  • 金満里さんの「天にもぐり地にのぼる」という作品がとても印象に残った。初見での感想はこれが果たして芸術なのかと思ったし、何を象徴しているのかもよくわからなかったが、作品の動いている人を人間と捉えると不自由さを象徴しているように感じることが出来た。
  • 画面をぶれさせないために、カメラという機械にコントロールされた姿勢をしているという視点がとても新鮮で、色んな物事を多角的な視点を持って見れるようになりたいと考えさせられました。金満里さんの作品にも自己受容感覚に変換されて模倣されるという視点は考えもしなかったし、その現象が起こることに納得しました。